2020.11.27

コロナ対策

これまでの新型コロナ対策「岐阜モデル」の推進状況をまとめ①

「オール岐阜」による推進体制

全庁体制の本部会議、各分野にわたる協議会の設置

2020年2月下旬、県内初の陽性者を確認しました。速やかに「岐阜県新型コロナウイルス感染症対策協議会」を設置し、「オール岐阜」の推進体制を構築。この迅速な対応は、その後の学校の臨時休校、休業協力要請、県独自の協力金支給等について、市町村や教育委員会、経済界等と意思統一し、幅広い連携をもたらしました。さらに分野ごとの協議会を設け、各現場の課題とニーズを把握し、感染症対策と社会経済活動との両立に活かしてきました。

岐阜県HP 「オール岐阜」でコロナ社会を生き抜きましょう!
https://www.pref.gifu.lg.jp/site/covid19/27067.html

医療機関と行政の連携

2020年4月2日、クラスターが発生し入院病床がひっ迫。「新型コロナウイルス感染症調整本部」を設置し、県内医療機関が参加して、患者受入れの「ルール化」と、空き病床と患者受入れの「見える化」を行いました。2020年10月14日には全国に先駆け、412の医療機関で診察と検査が受けられる体制をスタート。現在は496の医療機関で受診ができ、医療機関の脆弱な地域をもカバーする全県体制の受け入れとなっています。

圏域等 指定数
岐阜(岐阜市以外) 113
西濃 64
中濃 106
東濃 56
飛騨 40
岐阜市 117
合計 496

※2020年11月16日時点の数値

医療機関への受診手順
岐阜県HP 発熱等の症状がある場合の相談・受診方法
https://www.pref.gifu.lg.jp/site/covid19/25920.html

県と岐阜市の一体となった対応

2020年3月下旬から4月上旬にかけて、岐阜市内で3つのクラスターが発生。難しい追跡調査もあり、濃厚接触者や感染経路の把握が難航しました。2020年4月13日、岐阜市保健所に「岐阜県・岐阜市クラスター対策合同本部」を立ち上げ、県職員を派遣。県と岐阜市の検査機関が連携して徹底的なPCR検査を行い、その結果、濃厚接触者や感染経路等の把握が進み、クラスターを早期に終息。国のクラスター対策班からも高い評価をいただきました。